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Haneto様とのインタビュー

この週間はHaneto様の「Feature Artist」の週でした。今日は一つの特別な記事があります。Haneto様とのインタビューです!ぜひご覧ください!

(For the English version, click here.)


about-artist

皆は多分Haneto様のことを知っていると思いますが、もしかしたら新しいお客様もいるし、ご自分のことについて教えていただけませんか?短い自己紹介でもいいです。

皆さまはじめまして、Hanetoと申します。主に日本のPIXIVというサイトで活動しています。仕事の傍らCGを趣味としていますので、更新は遅めです。ですが、皆様に見てもらえたら幸いでございます。

Haneto様は日本から来ます。日本は2Dアニメーションで有名です。例えばアニメとヘンタイ。しかしHaneto様は3Dを作っています。どうしてこの3Dに決めました?そしてどうやって芸術家になりました?

確かに。今日本ではanimeやhentai、doujinshiなどの2Dが多くを占めます。勿論それらも大好きですよ。絵を描くことは嫌いではありませんでしたが、初めて3DCGに出会ったのが98年頃のShadeで作られたYUKI TERAIでした。
そこでCGに物凄い感銘を受けました。世の中にはこういうものがあるのか!?と。そこから、色々な海外のアーティストの作品や映画を見るようになりました。2005年にはYUKI TERAIのPOSERフィギュアが発売されたのがきっかけで、POSERでCGを作るようになり今に至ります。


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3DXにはたくさんの可能性があります。例えばファンタジーなキャラクターを作ることができます。しかしHaneto様のキャラクターは現実的な感じがして、それには特別な理由がありますか?

ファンタジーは好きです!エルフはもっと好きです!! ですが、作品を作っていくとどうしても現実的なものが多くなってしまいます。
身近にいるようなキャラクター(主に女性ですが…)を作っていると気が休まるのかもしれません。

Haneto様のエルフキャラクタの一人

Haneto様のイメージはいつもたくさんの詳細があります。バックグラウンド、キャラクタとポース。どうやってこのイメージのアイデアを思いつきますか?

私が作品を作るうえで最初に考えるのが、人物ではなく背景やシーンです。例えば部屋のシーンでは、先に部屋や小物を設置していろんな角度からレンダリングして観察します。そこに後から人物をセットするという流れです。そうすると、その人物の色々な仕草や行動が妄想でき、角度を変えながら複数枚作ることもあります。時間を空けて朝や夜にもう一度見てみると、また違った見方ができ、私はいつもこのように作るようにしています。

このアートイメージで皆にお伝えたいことや見せたい事がありますか?

是非とも私の世界観を見てもらいたいです。

今リリースされたイメージセットについてなにか教えていただけませんか?例えばそのタイトルArcheArdorは意味がありますか?その4つのセットのストーリは違うけど、もしかしたらその商品には何か似通った点がありますか?

題名を付けるうえで念頭に置いているのが、短い単語で意味が強く伝わるような題名を付けるようにしています。
過去4作品についてはストーリー上繋がりはありませんが、イメージが似たり寄ったりになっているかもしれません。


prodprogram

Haneto様はPoserPro Octanerenderを使っていますか?ずっと前からこのプログラムを使っていましたか?そしてその使い方を学ぶのは難しかったですか?

POSER7から使い始めました。最初はすべて手探りの状態でした。光源やマテリアルの設定、モーフィングなど手当たり次第にいっぱい作ってましたね。pixivにはそのPOSERを購入した記念に第1号の作品をアップロードしましたが、今見ると恥ずかしいですね…
そして、次に手を付けたのが、外部のレンダリングソフトでした。現在主に使っているOctanerenderの前にLuxrenderを一時期使っていました。
使った瞬間に一気に世界が広がったような感じになりました。その当時のPOSERでは得られなかったような写実的なレンダリングができるようになったからです。
そこからPOSERのプラグインがある有料のGPUレンダリングソフト”Octanerender”を知りました。マテリアルセッティングはマニュアルに推奨するセッティングがあったのですが、満足できず自分で模索しては削除を繰り返していました。
今でもちょこちょこ設定を変えては、作品をアップロードしています。

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随分前のことも一つのインタビュがありました。その時Haneto様はぜひBlender Marvelous Designerを使ってキャラクターの髪や服をデザインしたいと言いました。この目標を達成しました?

残念ながら出来ていません。今でもMDを使ってみたいとは思っていますが、今一番欲しいのはzbrushですね。でも中々時間が取れず3DCGの勉強も儘ならないので、現状のままダラダラとやってしまっています…


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その他のインタビューは2013でした。今は三年も経ったし、幾つかのイメージセットが作ったし、そして今は pixiv deviantartでどんどんイメージをアップロードしています。この三年を振り返ってみて、Haneto様はどう思いますか?

まだまだ未熟だと思います。現在の作品をみても、もっと現実的な写実的な作品にできると思うのです。今後もっと綺麗な作品をたくさん作っていきたいと思っています

そして未来はどう思いますか?今なにか新しいプロジェクトをやっていますか?それとも将来の目的か、達成したいものがありますか?

今度こそ動画を作ってみたい!!

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Pixivを見たら、幾つかのアニメーションも見つけました。将来でもっとアニメーションを作ってみたいですか?

是非とも作ってみたいです。未だにPOSERのキーフレームの設定がよくわかっていないので、勉強が必要です。


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前も言いましたが、2Dは日本で人気があります。しかし3Dはどうですか?販路が広いと思いますか?

日本では昨今MMD(MikuMikuDance)が流行っており、3Dアニメーションが気軽に作れるようになりました。しかしキャラクターが皆2Dキャラクターを3D化したようなモデリングで、目が大きく平顔です。ゲームの3Dにおいてもアニメが根本にあるせいか、顎がとんがっており少年少女が多いような傾向です。日本においては難しいでしょうね…

日本は検閲について特別なルールや法律があります。Haneto様も多分日本のリリースでモザイクの検閲とかが必要ですね?
検閲についてはどう思いますか?もしかしたら未来にはこのルールは変化しますか?

日本は考えが保守的で、変化を望まないような傾向があるような気がします。また過去に規制することがビジネス化し現在まで続いている故にだれも疑問に思わないかもしれません。個人的にはいらない慣習です。

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Haneto様のアートはインターネットのどこで見ることができますか?
そして最後には何か言いたいことがありますか?

このような機会を設けて頂いて大変ありがとうございました。今後もゆっくりではありますが作品を作り続けていこうかと思っております。
Pixivdeviant artで活動しているので、よろしければ覗いてみてください。
本当にありがとうございました!!